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マタニティピラティスについて知りたいことのまとめ:第一位「妊娠前からピラティス?妊娠してからピラティス?」

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妊娠前からピラティスを始めると腰痛などの不調を回避できるかも!

大阪市西区靱公園前、本町駅/淀屋橋駅/肥後橋駅/阿波座駅近くにあるPILATES・YOGAスタジオSTABEのピラティスインストラクターJacquinです。

まだまだ寒さ厳しい毎日ですがお変わりなくお過ごしでしょうか?
風邪やインフルエンザも流行っているようですが皆さまお元気でしょうか?

年間を通してSTABEにお越しくださった妊婦さんは何十人といらっしゃいましが、運動経験については本当に様々でした。完全にピラティス未経験あるいは他の運動経験も含めてゼロの方、一方で妊娠前から既に定期的にピラティスをされている方、人それぞれでした。一人ひとりの身体を観察しながらレッスンを行うことで、皆様快適で安全なマタニティライフをお送りいただけたのではないかと思います。

今日はマタニティピラティスについての話をさらに掘り下げ、ご参考いただけるよう話していきたいと思います。

妊娠前からピラティス?妊娠してからピラティス

これまでstabeにお越しくださった妊婦さんは、妊娠前からピラティスをしたことのない方もしくは他のスタジオでの数回のピラティス経験が多いです。

今日は妊娠約一年ほど前から私とプライベートレッスンを続けてくださっていたYさんのことについて紹介したいと思います。

身体がとても安定した状態で妊娠し、妊娠中もピラティスを継続、産後約一カ月でレッスンを再開したお客様です(妊娠中のピラティススタートと産後のピラティス再開の時期は人それぞれです。医師の承諾が必ず必要です)。私にとっては初めての妊娠前からのお客様でしたので、どこまでできるか、他の妊婦さん達と何が違うか、色々と興味深くレッスンをしていました。そして今まで思っていた妊婦さんの生活とは全く違うことに完全に目から鱗でした。

以下はYさんのインタビューです。

Jacquin

妊娠する前の私とのレッスンでの身体の変化は?

Yさん

一番感じたのは常に身体がとても楽な状態であること、あとは脚のラインが真っ直ぐになりました!

Jacquin

妊娠が分かってから、主治医から運動についてどんなことを言われましたか?

Yさん

定期的に行っているピラティスを続けても良いかを直ぐに確認しました。
普段から行っていることで体調に問題なければ大丈夫だと言われました。

Jacquin

妊娠中に身体の不調や気になることはありますか?

Yさん

妊娠前とほとんど変わらないです。お腹が大きくなるにつれて呼吸が少し浅くなる感覚はありましたが、楽な状態が続いてずっと快適に過ごせました。

Jacquin

妊娠中のご自身の運動量はどうですか?

Yさん

ジャクイン先生がオススメしてくださったこと、例えば歩いたり、階段を登るなどを行いました。なのでその分運動量は少し増えました。

Jacquin

妊娠中、自分が一番びっくりしたことはありますか?

Yさん

自分がびっくりした事は、お腹がどんどん大きくなってくる以外の変化が無かったこと、体調やメンタルが変わらなかったことです。周りの妊婦の友人は、腰や恥骨が痛いなどと困っていましたが、私の悩みはゼロでいつも通りの生活ができました。

周りからよく言われたのは、「後ろ姿がいつも通りなので妊婦さんって気づかない」と。

Jacquin

出産時、病院では何を気付きましたか?

Yさん

初産でしたが本陣痛から1時間ほどで出産し、スムーズなお産だったと先生に言われました。出産はヘロヘロになるイメージでしたが、産んだ後スタスタといつも通りの歩幅で病室まで歩けるほど元気だった自分に驚きました。

入院中も元気で、子宮の戻りも良く後陣痛も最小限でした。腰の痛みもありませんでした。

Jacquin

産後のリカバリーは大変ですか?気になることはありますか?

Yさん

リカバリーの大変さは特に感じていません。お腹もほとんど以前と同じくらい戻り、妊娠前に着ていた服も入ります。
新生児との生活で家に居る時間が増えた為、運動不足なのが気になるくらいです。

Jacquin

自分の経験から他の妊婦さん達にシェアしたいことはありますか?

Yさん

今回の経験で妊娠しても普段と変わらない生活、自分らしく生活できることがピラティスのお陰だと実感したので、妊婦さんだけに関わらず全ての人にピラティスをオススメしたいです。

妊娠中の姿勢について

実はSTABEに通っているお客様の中には常に妊婦さんがいらしゃいます。ちょうどYさんと同じ週期のお客様もう一人がいます。ただし、お二人のお腹の大きさがあまりにも違いすぎて、最初はYさんのお腹が小さ過ぎるので、もしかすると赤ちゃんが小さいのではと心配していました。ですがお医者さまによると赤ちゃんの大きさは普通とのことでした。そのことをYさんに話したところYさんが帰宅後に自分で色々試してくださいました。

分かったこと事は:Yさんは骨盤と背骨の真っ直ぐをきちんと保っているから他の妊婦さんに比べてお腹が小さく見える。

Yさんは妊娠前から私とピラティスレッスン歴は一年ほどでしたので、妊娠が分かった時にはもう自然に骨盤と背骨ニュートラル取れている状態でした。ですので妊娠後にお腹がどんどん大きくなっていっても姿勢は全然崩れることはありませんでした。

自宅での実験でわざと脱力し骨盤が歪んだ状態になると、お腹が急に大きくなる事を発見し、その写真を見せてくれました。私もびっくりして、骨盤ニュートラルが取れるとこんなにもに違うことに驚きました。

(写真:Yさん妊娠中の姿勢とわざと崩れている姿勢)

そしてこれもYさんから教わった読み物です:「ペリネイタルケア 2023年3月号 <特集>分娩時から始める骨盤底(ぺリネ)ケア(第42巻3号) 」。この本の中の写真です。

ペリネイタルケア 2023年3月号 <特集>分娩時から始める骨盤底(ぺリネ)ケア(第42巻3号)

この写真から分かることは、骨盤をニュートラルと身体の真っ直ぐが取れると胎児の頭は下に向く、そうするとお母さんのお腹は小さく見える。反対に骨盤と背骨に色々な癖が出てしまうと胎児の頭はお母さんお腹の方向へと向く、そうするとお腹は大きく見えます。

身体の真っ直ぐが取れるだけで妊婦さんのお腹がそれほどまでに変わること、私も衝撃でした。

妊娠中からではなく妊娠前からのピラティスがおすすめ?

STABEに通ってくださっている大半の妊婦さんがおっしゃること:

「妊娠してから運動不足過ぎて何か始めたいと思い、調べたところピラティスやヨガがオススメとのことで…」
または「妊娠で身体がしんどくなっているので、エクササイズをした方がいいかなぁと思って…」。

もちろん身体に向き合いたい気持ちは分かりますが、実は妊娠中にはエクササイズ初心者にとっては不利な条件が揃っています。

  • 重心が前に
  • 体重の増加
  • 妊娠前より動いてないことによる筋肉の衰え
  • 妊娠中のホルモンの変化での関節不安定
  • 身体の感覚が薄くなる

などなどの原因によって、実は妊娠後からピラティスを始めるとピラティスの効果を実感できるまでに時間がかかったり、なかなか感じにくい人もいらっしゃいます。

分かりやすくお家に例えてみましょう。

一度地震を経験するとお家はすごく歪んでしまい、その状態から内装のリーフォームをしなくてはなりません。なのでやることが多すぎてとても大変です。まずは地盤の調整から、次にお家の構造を整えて最後はリフォームです。一般のリフォームだけならば地盤調整とお家の構造を整える工程は必要ありません、単純にリーフォームをするだけです。妊娠中から始めるピラティスもそうですが、身体のコンディションが変わったことでより多くの工程が必要になります。

=まとめ=妊娠前かピラティス?妊娠してからピラティス?

Yさんの経験談を周りのインストラクターに話すと誰もが驚きます。特に妊娠経験者は
「私、産前産後すごくしんどかった…」
「生まれる寸前と後はゾンビ状態だった…」
「身体はすごくしんどかった、それてピラティスを始めた…」と言ってる方がすごく多いです。

私もまた「妊婦=腰痛、恥骨痛など様々な不調がつきもの」とずっと思い込んでいたので、今回のYさんの経験は目から鱗でした。

妊婦さんのピラティスはもちろんオススメですが、できれば妊娠前からピラティスの良さを知って欲しいと思います。私と同じように出産経験の無いインストラクターの皆さまも、もっと胸を張って「実は妊娠前からピラティスを始めることは大のオススメですよ!」と多くの女性に伝えていただけたら嬉しいです。

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